linuxのレスキューモードを使ってHDDを丸ごとバックアップする


【準備】

Linuxのマシンにバックアップ先のHDDを接続する。 レスキューモードではNTFSなどが使えない事が多いので、ext2/3でフォーマット。

【レスキュー】

(今回はCentOS5.3のインストールディスクを使用)

1.インストールDVDを起動する

2.boot: linux rescue でレスキューモードを立ち上げる

3.途中でネットワークを使用するかどうかのメッセージが出るので、使う場合はYes、使わない場合はNoを選択

4.システムイメージをマウントしますか的なメッセージが次に出てくる。Skipを選択する。(他にContinueとかRead-onlyとかの選択があった気がする)

5.バックアップ先HDDをマウント

バックアップ先が/dev/sdb1の場合の例:

mkdir /mnt/backup-hdd
mount /dev/sdb1 /mnt/backup-hdd

6.バックアップを行う ddを使ってHDDを丸ごとコピーする。バックアップ元HDDが/dev/sdaの場合

dd if=/dev/sda of=/mnt/backup-hdd/hdd.img

この時、bs=512kのようにバッファサイズをやや大きめに指定すると速い場合が多い。

dd if=/dev/sda of=/mnt/backup-hdd/hdd.img bs=512k

また、3.でネットワークを使用するを選択している場合、ネットワーク(SSH経由)でバックアップする事も可能。 例えばroot@192.168.11.99の/tmp/backup_sda.img に出力する場合

dd if=/dev/sda | ssh root@192.168.11.99 "cat - > /tmp/backup_sda.img"

という具合でリモートコンピューターにバックアップする事が可能です。