テレビ神奈川の越境受信　その１

U14TMHを長さ約4mのマストに立ててぐるぐる回していたらtvkテレビ神奈川の反応が。これはもしかしたら受信できるんじゃないかと淡い期待をしながらLS20TMHを購入し、越境受信に挑戦してみました。

▲LS20TMHと扇風機。デカい…。

▲受信地はこの辺

▲外観

まず結果からいうと今の時点ではまったく復調できず。受信レベルはアンテナ直下で28～29dBuV程度、MER=12～13程度でした。(LCT-2の数字)

▲ブースター無しでこのMER。レベルは29dBuV程度。

受信レベルの割にMERが高めなのでブースターを使えば何とかなるかなと思いましたが、実は東京タワーとテレビ神奈川横浜送信所は家からほぼ一直線上にあり、アンテナ直下で東京タワーのデジタル波が70dBuV。ブーストすると90dBuVを超えてしまいます。

▲ブースト後のキー局デジタル波は全部こんな感じ

今回使ったサン電子のHB-U25MAの定格出力は90dBuVですので見事に飽和しています。そのためブースター経由後のMERは13dB→2dBと大幅ダウン。とりあえずブーストする前にこの強すぎる東京タワーの電波を何とかしないと行けなそうです。

▲柏・東京タワー(緑)・tkv横浜送信所(赤)の位置関係

ただ、アンテナ直下でMER=12～13という事ですから、東京タワーを減衰させてレベルを補正したとしてもブロックノイズは避けられなそうです。

▲16chノッチフィルタで落としてもこのレベル。

ちなみに16chのアナログ放送大学はアンテナ直下で90dBuVを超えてます。16chノッチフィルタを通してやっと60dBuVまで落ち着く。東京タワー、マジで強いです…。

…という事で次回は神奈川地区用混合機を購入して東京タワーを落とし、ブースターにつないでみようと思います。

また、アンテナを群馬県の前橋送信所(榛名山)に向けると復調はできないものの群馬テレビが反応します。

▲パナソニックVIERA TH-L22D2での群馬テレビのレベル

▲群馬県前橋送信所と柏の直線距離

このレベルはブースト後のレベルで、アンテナ直下では測定器(LCT-2)で受信電力、MER共全く反応はないので届いてはいるがものすごく弱いようです。ブースト後はレベルが45dBuV程度、MER=10dB程度でした。

群馬テレビは吉川公園で復調の報告があるので、場所次第では良好に受信できそうです。家の場合前橋方向があまり開けていないのでそれが原因かも。